正直不動産 (ネタバレ) 6巻!「賃料増額請求」です。
登坂不動産で藤原課長と古くから付き合いのある地主「葉山」さんを大河部長、藤原課長、月下3人で接待。
地主「葉山さん」のアパート建てる話を藤原課長が纏めているVIPオーナー。
地主との信頼関係を築く為、大河部長、月下は必死で接待を盛り上げていた。
そんな接待の中、藤原課長へ地主「葉山」さんは「フラットサライ」賃料5000円値上げ要求してきた。
藤原課長は地主「葉山」さん要求に従い店子へ賃料増額交渉開始するが一人だけ渋っている店子がいる。
賃料増額渋る店子に藤原課長は永瀬に値上げを了承させる業務命令を下した。
その店子は永瀬が契約した「バイト代を生活費に充てて頑張る女子大生」だった。
地主要求の「賃料増額請求」を永瀬はどのように対応するのか?
正直不動産 (ネタバレ) 6巻!「賃料増額請求」住人からの口コミ
永瀬が店子に説明した賃料増額請求とは
店子の女子大生は急な5000円の値上げを言い出され困っていた。
バイト代を生活費に充ててやりくりしている状況で値上げは死活問題。
しかも値上げに応じない場合は「次回更新は難しい」とまで言われている。
2年間家賃支払い1回も遅れたことも無い、周囲に迷惑も掛けていない、「突然値上げに応じないなら出て行け」は不条理すぎ。
業務命令で店子へ賃料増額請求に訪れた永瀬だが女子大生に正直に答えた。
- 大家といえども一方的に家賃を値上げすることも契約解除することもできない。
- 家賃を受け取ってもらえない場合は法務局が家賃を預かる供託システムを使えば家賃滞納にならない。
店子の女子大生が直接交渉すると言いくるめられる為、永瀬は地主「葉山」さん交渉する約束。
地主「葉山」さん何故賃料増額したいのか?そして永瀬の交渉は!
周辺の家賃相場よりすでに割高賃料「フラットサライ」。
本当に賃料値上げしないといけないのか?と永瀬は地主「葉山」さんに尋ねた。
「将来のリフォームや建て替えにお金がかかり、長く住んでいる店子の家賃を増額する必要がある」「家賃を年々あげるのは当然」という考えを「葉山」さんは持っている。
正直営業の永瀬は「大家だからでかいツラするんじゃねえ!」と言ってしまった。
- 土地・建物に対する固定資産税などの税金増減で家賃が不相当になる。
- 土地・建物価格の上昇や低下などの経済事情の変動により家賃が不相当になる。
- 家賃が近隣の同じような建物と比較して不相当になった。
どれかに該当する場合のみ家賃増減請求ができると永瀬は説明。
オーナーでも正当な理由がなければ一方的に増額することはできない。
日本全国賃貸住宅の空室率は20%、入居者が後を絶たない物件は東京でもごく一部。
「店子に信頼されて長く住んでもらう方が得策ではないのか」と永瀬は言い切った。
賃料増額請求はどうなった?住人からの口コミ
永瀬が交渉にいった後、地主「葉山」さんから会社へ激怒の電話があった。
慌てた大河部長は葉山さんを宥めに向かう。
永瀬は再度業務命令で店子への値上げ交渉する事に。
永瀬は店子に交渉がうまくいかなかった事を伝え「いくらまでなら増額に応じる」と言うやり方に切り替えを提案。
店子女子大生は増額には前向きではない。
大河部長、藤原課長が再度地主「葉山」さんをスナックで接待しながら機嫌をとり、賃料増額を取り消してもらっていた。
永瀬も合流して報告。
アパート住人全員に「大家が家賃の増額を求めるだけではなく、店子が減額を求める権利がある」と話をしてしまった。
地主「葉山」さん知り合い弁護士に家賃増額について話を聞いたら「永瀬くんの言う通リだった」と永瀬を認め増額取り消し。
新しいアパートを最優先で満室にする事を登坂不動産が約束し、「フラットサライ」住人全員の家賃値下げまで応じてくれた。
家賃が下がったことが「住人からの口コミ」で広がり、空室3部屋が埋まり満室になった。
地主「葉山」さんは家賃値上げ以上の家賃収入を得た。
まとめ
「正直不動産 (ネタバレ) 6巻!「賃料増額請求」住人からの口コミ」紹介しました。
最近の法律は借主を保護する要素が強いので、家主さんの都合で簡単に賃料増額は叶いません。
賃料増額ができるほか、借主から賃料減額請求も可能です。
それにはいくつかの正当な条件が満たされることが必要です。
今全国の賃貸住宅アパートの空室が増えてきているので、地主さん、大家さんは今の入居者さんに長く住んでもらうことが一番の得策と言う事ですね。
「フラットサライ」は元々相場より賃料が割高でした。
永瀬の正直営業で家賃が値下がり適正賃料となり、それが口コミで空室が埋まり満室になりました。
個人の思惑で不当に利益を得ようとしてもうまくいかない。
永瀬の様に、正直で適正に物事が運べば良い方向に進んでいくものです。
元不動産業者の私がオススメするコンテンツ紹介した記事「正直不動産(ネタバレ)1巻〜15巻」ありますので(ネタバレ注意)で参考にしてください。
「正直不動産に興味がある人」「不動産の購入を考えている人」「不動産営業をしている人」におすすめ。
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