正直不動産 (ネタバレ) 6巻!任意売却です。
6年前に永瀬から中古住宅を買った親友。
競売開始が決まったことを知り事情を訪ねる。
親友は変わってしまった。
うつ病で仕事を辞め貯金が底をつき、住宅ローン6回滞納し競売開始が決定。
ようやく体調が良くなり就職面接を受け、もう一度実家に4歳の息子を連れて実家帰った妻と子この家で暮らしたい。
親友を何とか助けたいと永瀬は奮起。
しかし入札まで早ければ2か月、時間がない。
永瀬は親友を助けることができるのか?
「正直不動産 (ネタバレ) 6巻!任意売却とは?人生の新たな一歩」紹介します。
任意売却とは?
任意売却は、住宅ローン滞納して競売にかけられる前に市場価値で売却する方法。
しかし、住宅ローン滞納して支払い滞納対応しないと競売になります。
競売になれば市場価値より低く取引されます。
競売での取引額より住宅ローン残高が上回れば、競売の後も差額を住宅ローより高い金利で返済していきます。
任意売却が可能であれば人生の新たな一歩を踏み出しやすくなります。
<任意売却を進めるには条件が必要>
- 銀行の合意が必要
- 売却を見込む時間の余裕がある(タイムリミットがある)
- 共有者、連帯保証人の同意
- 税金の滞納で物件が差し押さえされていない
永瀬も同じ過去
永瀬が大学3年の時、父親が連帯保証人になっていた父の友人の会社が倒産。
借金を肩代わりする為、自宅が競売されてしまうかもしれない。
手を拱いている両親の代わりに永瀬は必死に動いた。
ある喫茶店で自宅を任意売却する不動産屋探すため電話していた時、永瀬は登坂社長と運命的に出会う。
「そこ、悪徳不動産屋で有名だ」電話で相手が話した手口を登坂社長が言い当てる。
永瀬は登坂社長に任意売却を頼み、すぐに買い手を見つけ無事借金返済。
おまけに引き越し金、生活準備金として登坂社長は永瀬に80万円を支払った。
頭を下げてお礼を伝える永瀬に登坂社長は「売り手からも買い手からも仲介手数料を貰った」「高く売れて一番儲かったのは俺だ。」
客に感謝されお金も稼げる不動産屋に永瀬はその時衝撃を受けた。
「物件をただ右から左に仲介してんじゃねえ」
「客が新たな人生の一歩を踏み出す手伝いをするのが不動産屋の仕事だ!」
それは登坂社長の名言であり信念で今の永瀬が受け継いでいる。
親友のために永瀬は手を尽くした
「客が新たな人生の一歩を踏み出す手伝いをするのが不動産屋の仕事だ!」
競売までの時間が2ヶ月で買い手を見つける期間が少ないリスクは大きいが、永瀬は親友のために任意売却進めることを決意。
親友の残債は4500万円で市場価格3900万円。
保証会社に任意売却の同意と、売却価格を交渉し保証会社の譲歩限界値である4200万円で任意売却の同意を得る。
親友は今の自宅に強い思入れがありこのまま住み続けたい。
投資目的で購入する買い手を探す必要がある。
「マダム」「瀬戸さん紹介の投資家」他永瀬のすべての顧客に交渉するが市場価格より高く購入してくれる買い手は見つからない。
手が尽きた。
永瀬自身が購入する提案を切り出すが、親友は応じなかった。
永瀬は親友の父親に助けを求める。
4500万円で購入と月10万円の賃料で今まで疎遠だった父親が息子に手を差し伸べた。
頭を下げてお礼を伝える親友に永瀬は「売り手からも買い手からも仲介手数料を貰った」「高く売れて一番儲かったのは俺だ。」
親友の任意売却が見事成功。
まとめ
正直不動産 (ネタバレ) 6巻!任意売却とは?人生の新たな一歩
最後は親友の父親が助けてくれました。
住宅ローン残高で購入してくれたので残債が残らず、生活安定するまで家賃10万円。
親友は任意売却が成功して人生の新たな一歩を踏み出しました。
永瀬は正直営業で客に感謝され「売り手からも買い手からも仲介手数料を貰い、高く売れて一番儲かりました。」
登坂社長の信念「客が新たな人生の一歩を踏み出す手伝いをするのが不動産屋の仕事だ!」は今の永瀬の正直営業のスタイルそのものです。
登坂社長がいるから永瀬も人生の新たな一歩を踏み出し今があり、親友を「人生の新たな一歩」へ導きました。
元不動産業者の私がオススメするコンテンツ紹介した記事「正直不動産(ネタバレ)1巻〜15巻」ありますので(ネタバレ注意)で参考にしてください。
「正直不動産に興味がある人」「不動産の購入を考えている人」「不動産営業をしている人」におすすめ。
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