正直不動産 (ネタバレ) 3巻!「預かり金」です。
先週入社した「西岡」1週間で3件も成約。
西岡の前会社はBBF不動産(ベストフレンドフォーエバー)。
管理物件でのあくどい家賃保証がバレて倒産。
永瀬は西岡が登坂不動産に入社して同じようなことをやられたら迷惑だと言う。
しかし西岡の快進撃は続く。
奥さんが妊婦の30代夫婦が手狭になることを考えて引き越しを決め西岡から物件を紹介してもらう。
今まで探しても中々見つからなかった夫婦だが、西岡紹介がした物件を気に入る。
「内見せず契約するお客もいる」と西岡から言われ、夫婦は預かり金10万円支払い申し込み。
その後オーナーから賃料1万円値上げの連絡を受けた西岡は夫婦との契約は当然キャンセルになると考えた。
西岡は値上げの話せず永瀬に降ってしまう。
引き継いでしまった永瀬にどのような展開が待っているのか?
「正直不動産 (ネタバレ) 3巻!「預かり金」後で賃料値上げ」紹介します。
「賃料1万円値上げ」怒鳴り込む夫婦
西岡から引き継いですぐに夫婦が登坂不動産に怒鳴り込んできた。
「今になって家賃1万円上げたいってどう言うこと?」
状況が把握できない永瀬は西岡に状況を確認した。
「あの物件が気に入ったから1万円あげてでも入居したいお客から申し込みがあった」
「オーナーが管理を委託する不動産会社を通じて連絡をしてきた」と言う。
西岡からは値上げに応じないなら他のお客が入居することになると言われた。
後味が悪いからキャンセルして預かり金を取り戻そうとする夫婦。
夫婦に永瀬はどう対応した?
「預かり金はまともな不動産会社だったら返ってきますよ!後一歩で騙されるところだった」
永瀬の正直営業が始まった。
- オーナーサイドからのキャンセルは預かり金返却。
- お客がキャンセルの場合は返却を渋る不動産会社もある。
- 不動産業界の悪しき慣習で、契約書に印鑑を押してなくても重要事項説明書を渡し宅地建物取引士の西岡が奥さんに説明しているので口頭で契約成立を主張。
- 裁判に持ち込んで取り戻す方法もあるが時間、労力がかかる。
- 悪い不動産会社に捕まれば、「値上げに応じる」か「キャンセルして預かり金を諦める」の二択。
登坂不動産は悪どいことはしないので預かり金は返す。
奥さんは永瀬の言葉に「値上げに応じる」決意を伝えた。
永瀬はオーナーに値上げ取り下げ直談判を約束。
何故賃料値上げされたのか?
オーナー直談判の前に値上げを画策したのは管理会社かオーナーかをあぶり出そうとする永瀬。
管理会社は元BBF不動産で西岡の元同僚。
西岡からの話の通り、家賃1万円あげても部屋を借りたい客がいると言う。
オーナーには内見していない入居希望の夫婦に部屋の写真を撮って見せる理由で物件で会うことに。
こだわり抜いたマンションオーナーは終の住処として購入。
しかし母親が倒れ介護するため実家に戻ることになってしまった。
実家のバリヤアフォームとマンションのダブルローンで火の車。
管理会社から売却を視野に入れた賃貸で家賃収入を勧められる。
早く入居して欲しく低めの家賃で募集して相場より高い家賃で借主を見つけてくれた管理会社にオーナーは感謝している。
永瀬はつけた落とし所
守銭奴ではないオーナーに「家賃値上げ取り下げ」切り出せず借主の立場もあり五千円の値上げで落とし所をつけた。
やはり黒幕は管理会社だった。
永瀬はオーナーのマンションを賃貸条件はそのままでオーナーチェンジ物件として売り出し買い手をつけた。
まとめ
「正直不動産 (ネタバレ) 3巻!「預かり金」後で賃料値上げ」紹介しました。
契約した後にいきなり家賃値上げされたら誰でも気分を害します。
その上預かり金の返却まで拒まれたら詐欺で訴えたくなります。
しかし労力も時間を考えたら泣きねいりしないとならない現実が不動産業界の闇。
永瀬は最後「黒幕の管理会社」に正直営業で冷静にカッコよく見事な仕返し。
元不動産業者の私がオススメするコンテンツ紹介した記事「正直不動産(ネタバレ)1巻〜15巻」ありますので(ネタバレ注意)で参考にしてください。
「正直不動産に興味がある人」「不動産の購入を考えている人」「不動産営業をしている人」におすすめ。
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