正直不動産 (ネタバレ) 8巻!「賃貸仲介手数料上限額」です。
3日連続で登坂不動産店頭にある物件情報を見にきている男性に月下が声掛け。
30歳ウェブデザイナー、会社を立ち上げるために実家を出て一人暮らしを考えている。
男性は確実に引き越しを決めていないと言うが月下が男性の希望を聞くことに。
「間取り1LDK」「築年数にこだわりがなく」「最寄駅が中央線の通勤快速が止まる駅」「自宅で作業のため静かな環境」「家賃13万円以下」を希望。
3物件が希望条件該当し早速物件を見に行く。
気に入った物件(サクセス三鷹)が見つかるが、男性はもう少し安い物件のほうがいいのかと悩み始める。
会社を立ち上げて、どのくらいで軌道にのるのか不安で引き越し費用もかかるのでせめて初期費用を抑えたい。
月下は大河部長に何かを相談したが大河部長に怒鳴られる。
いったい何を相談して怒鳴られたのか?
「正直不動産 (ネタバレ) 8巻!賃貸仲介手数料上限額どういう事?」紹介します。
賃貸仲介手数料上限額
賃貸仲介手数料上限額は1.1か月です。
これは貸主・借主双方からの合計で1.1か月が上限になります。
双方からと決められていても借主に1.1か月請求されてしまうことが多いようです。
それは、法律上では借主が承諾すれば1.1か月を上限に請求できることになっています。
賃貸物件を決めるときに営業から申込書記入を促されます。
その申込書の注意書きに仲介手数料に関する注意事項が記載され、取り決めがあるので確認が必要です。
申込書を提出したら承諾したことになります。
月下は大河部長にいったい何を相談して怒鳴られたのか?
月下は男性が気に入った物件の初期費用を抑えるために大河部長に仲介手数料値引きを交渉、論外ということで激怒された。
商談中に大河部長激怒の声が聞こえた永瀬は月下から状況聞いてそのことを知る。
お客は仲介手数料って相談ができることがわかってしまう。
永瀬も法律で仲介手数料は貸主、借主折半で、1.1か月は上限値であることをお客に口外して月下をフォロー。
しかし不動産会社の本音は仲介手数料が減れば食いっぱぐれてしまう。
賢者黙して語らず、「敢えて言う必要のないこともある」と月下を諭す。
そして永瀬は月下に「何故そこまでカスタマーファーストに固執するのか?」問い質した。
素敵な部屋に済んだら良いことが起きる
月下がカスタマーファーストに固執するのは「素敵な部屋に住んだら人生変えちゃう良いことが起きるから」と語り始める。
月下が中2で両親が離婚し母親と賃貸マンションに引き越し暮らし始めた。
母は証券会社の激務と祖母の介護で疲れ切っていた。
ある日曜日の朝月下は寝ている母を起こして隣の部屋に来てと誘う。
そこの部屋の窓に綺麗な桜が咲いていた。
普段は窓の外も見る余裕がない母親。
世界中の不幸を一人で抱え込んでいたような元気のない母親に明るい笑顔が戻った
それから母親をサポートして幸せに暮らして、「あの部屋じゃなかったら今の私はいない」と思えるようになった。
気持ちのいい部屋、気持ちのいい街気持ちのいい人に囲まれたら「人生変わらないないはずがない!」それが部屋を紹介する不動産屋の仕事。
月下は語り永瀬は共感した。
一歩を踏み出さないと見えない景色
サクセス三鷹が気にいったお客のために大家に仲介手数料を交渉した永瀬と月下。
「仲介手数料全額負担してくれる方に入居してほしい」が大家の結論。
お客にその事を伝えた。
仲介手数料の交渉はできなかったが条件はぴったり。
気になっていることは「仲介手数料ではなく他のことではないか?」永瀬はお客に詰め寄る。
「変化による得られるリターンよりも変化するリスクを恐れているのでは?」
「一歩を踏み出さないと見えない景色があるということです!」
「住む部屋が変われば人生が変わる」月下の受け売りで永瀬はお客に伝えた。
その言葉がお客の背中を押して決断した。
まとめ
「正直不動産 (ネタバレ) 8巻!賃貸仲介手数料上限額どういう事?」紹介しました。
賃貸仲介手数料には上限があって実は法律で貸主、借主折半。
借主の承諾があれば1.1か月の仲介手数料の請求が可能です。
仲介手数料が不動産会社の収入なので値引くことは死活問題です。
最近では不動産会社が入居しやすいように貸主と相談して仲介手数料を0円にしているところもあります。
その分不動産会社は仲介手数料に相当する費用を広告費等の名目で貸主からもらっています。
貸主も空室より入居者がついた方が損失を少なくできるからです。
しかし、そう考えない貸主もいます。
仲介手数料を1.1%支払わないと借りられない物件もあるという事。
気に入った物件が見つかった時が決断の時、その部屋が人生を変えてくれるチャンスになるかもしれません。
永瀬と月下は仲介手数料で儲け、より良い方向に人生が変わる仕事をした。
元不動産業者の私がオススメするコンテンツ紹介した記事「正直不動産(ネタバレ)1巻〜15巻」ありますので(ネタバレ注意)で参考にしてください。
「正直不動産に興味がある人」「不動産の購入を考えている人」「不動産営業をしている人」におすすめ。
コメント