正直不動産 (ネタバレ) 5巻!共有名義です。
永瀬から3年前にマンションを購入した夫婦が離婚することになり、売却相談で登坂不動産を訪れる。
夫婦間では主人が「売却しない」奥さんが「売却」で意見が分かれている。
「共有名義」で不動産を購入しているため夫婦の意見が合わないと売却できない。
なぜ夫婦は共有名義にしたのか?共有名義の問題点は?
共有名義とはどう言うものかよくわかるCONTENTSです。
「正直不動産 (ネタバレ) 5巻!共有名義とは?夫婦の数・夫婦の形」紹介します。
共有名義とは?
マイホームなど不動産を取得するとき、共同でお金を出す場合「共有名義」になり、その割合に応じて所有持ち分を決めます。
税制上有利なこともありますが、売却するときや相続するときに複雑な問題が出てきます。
メリット、デメリットをよく理解する必要があります。
<共有名義のメリット>
- 住宅ローン控除がそれぞれの収入に対して適用される。
- 売却するときの譲渡所得から最高3000万円までそれぞれ控除が受けられる。
- 融資枠が大きくなる
<共有名義のデメリット>
- 売却するときは共有者全員の承諾が必要
- 奥さんが共有名義人で仕事を辞め収入がなくなった時、ご主人が奥さんの返済分を支払うとご主人に贈与税がかかることがあります。
共有名義の夫婦が離婚する時は売却か?名義変更か?
共有名義の不動産を売却するときは、共有者の意見が揃わないと売却ができません。
永瀬にお客の奥さんが言うように「単独名義に変更してください!」と言われた場合どうなるか。
ローン残高9000万円で持ち分が50%場合、「4500万円で奥さんの所有権を買い取る」か、「奥さん自身の残債を完済」いずれかの方法になります。
ご主人が奥さんの所有権を買い取る場合新たに借り換えの審査が必要になります。
協議離婚中で奥さん、来月以降ローンは払わないと言っている。
このまま策を講じない場合ご主人が連帯保証人で奥さん分の返済を負担することに。
名義変更は現実的に不可能で売却整理することになる。
夫婦の数だけ夫婦の形
売却した永瀬のお客さんのマンションに購入希望の新婚夫婦が現れた。
夫婦共働きで共に年収1000万円以上。
奥さんの同僚から家は「共有名義で買ったほうがいい」とアドバイスを受け永瀬に意見を求めた。
嘘のつけない永瀬は「離婚の可能性も視野に入れてますか?」奥さんは「離婚前提に結婚する夫婦がいる?」と憤慨し帰ってしまう。
決定権が奥さんにある主人は止めらない。
後日永瀬は主人に奥さんをマンション内覧に誘うように打診。
心変わりはしないが奥さんマンション内覧のお誘い成功。
そこには離婚して売却するオーナーも同席。
永瀬の意見に賛成して「新婚夫婦こそ共有名義のリスクについて知り、もしもの場合の対処までよく話し合うべき」と経験者の立場から助言。
しかし、奥さんは「離婚して売却するマンションは縁起が悪いから買わない」
永瀬が「このままでは本当に離婚する」「共有名義でマンション買うなら自分だけで決めるのではなくご主人ともっと話し合うべきだ!」
夫婦の数だけ夫婦の形があってもいい。
夫婦にとって大切なことはお互いを思いやり納得するまで話し合うこと。
3週間後夫婦は共有名義でマンション売却を決めた。
まとめ
「正直不動産 (ネタバレ) 5巻!共有名義とは?夫婦の数・夫婦の形」紹介しました。
結婚するときに離婚を前提に考えることに違和感はあります。
共有名義にすることで融資枠が大きくなったり、税制優遇メリットが大きかったりこれから生活を共にする上でもメリットは大きい。
しかし、リスクについて知り、もしもの場合の対処までよく話し合うべきです。
売却するオーナーや、永瀬が言うように夫婦で大切なことは「お互いを思いやり納得するまで話し合うこと。」です。
夫婦の数だけ夫婦の形はあります。
永瀬の正直営業は「本音」「正論」で発言するタイミングも絶妙です。
元不動産業者の私がオススメするコンテンツ紹介した記事「正直不動産(ネタバレ)1巻〜15巻」ありますので(ネタバレ注意)で参考にしてください。
「正直不動産に興味がある人」「不動産の購入を考えている人」「不動産営業をしている人」におすすめ。
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