正直不動産 (ネタバレ) 4巻!リバースモーゲージです。
登坂不動産はメインバンク金融機関と定期的に親睦会が行われている。
住宅ローンを組むお客を紹介し、金融機関は融資条件や利率を優遇し相互関係を活かしている。
永瀬は新しく融資担当に加わったやり手な営業、榎本美波と出会う。
後日、永瀬へ榎本美波から「自宅売却を考えているお客がいる」と連絡が入り一緒にお客と会うことに。
お客は老後資金相談会で榎本美波が対応した60代夫婦。
60代夫婦が自宅売却を考えている背景に対して、「金融機関の榎本美波」と「不動産会社の永瀬」はどう言う話をするのか?
そして永瀬を呼んだ榎本美波の目的は何か?
「正直不動産 (ネタバレ) 4巻!リバースモーゲージ とは?」紹介します。
リバースモーゲージとは?
自宅を担保に生活資金を借り入れ。
従来の自宅に住み続け、借り入れ人が死亡した時、担保にしていた自宅を処分して返済する仕組み。
「リバース=逆」「モーゲージ=抵当」の意味。
住宅ローンは毎月返済し最終的に完済すればローン残高は無くなります。
リバースモーゲージは月々借り入れをしたローンを最後に自宅売却してまとめて返済します。
60代夫婦の考えに対して、「永瀬」「榎本美波」は何を提案した
60代夫婦が何故自宅売却を考えているのか・それに対して「永瀬」「榎本美波」はそれぞれの立場で何を提案したのか?
- 60代夫婦の考え
- 永瀬の提案
- 榎本美波の提案
それでは事項から紹介します。
60代夫婦の考え
子供達は将来今の自宅を使わないため自分たちで処分する必要があるから売却を考えている。
<60代夫婦の今の様子>
- 夫婦共無職で月22万円の年金生活。
- 収支がマイナスの月もある
- 退職金でローンは完済
- 夫婦と息子の3人暮らしで娘は結婚して国分寺でマンション住まい
- 孫が遊びに来る
永瀬の提案
不動産専門の立場として永瀬は売却した時のことについて提案。
「三鷹駅から徒歩20分弱」「築16年」「土地面積100㎡」相場として5000万円。
売却益は老後資金。
駅から少々遠い事と、裏にマンション建設中で日当たりに影響がある為買い手を探す時間がかかる。
榎本美波の提案と永瀬を呼んだ目的
永瀬の自宅売却がてこずることに加えて高齢者の賃貸入居が困難であることを皮切りに、金融商品「リバースモーゲージ」を提案。
愛着のある自宅に従来通り住み続けられることが最大のメリット。
この提案のために不動産専門の永瀬の立場を利用した。
融資の使徒は自由で老後の安心な生活や不安を払拭。
自宅売却してアパートで生活水準を落とすよりリ愛着ある自宅で豊かに暮らせるリバースモーゲージを推奨。
永瀬リバースモーゲージ勧めない
登坂不動産メイバンク相手に面と向かい意見を言えない立場だが嘘をつけない永瀬は「お勧めできない!」と提唱。
- 月々返済額は増えて契約期間20年の場合それ以上長生きすれば一括返済を求められできなければ自宅を失う。
- 金利上昇の場合は予定していた融資枠も小さくなる可能性がある。
- 借り入れ限度額は不動産評価額の約50%
夫婦は愛着ある自宅を手放す踏ん切りがつかないが「借金無くして慎ましく生きていくべき」と考え始める。
踏ん切りがつかないのは自宅にある砂場に遊びに来てくれること。
気が付いた永瀬は再度リバースモーゲージを進めるが、孫は砂場に遊びに来ているのではなく「じいじ」「ばあば」と遊びたいとの言葉で決意が売却で固まる。
まとめ
「正直不動産 (ネタバレ) 4巻!リバースモーゲージ とは?」紹介しました。
リバースモーゲージは、永瀬が言うようにデメリットも加味しての判断が必要です。
夫婦のように子供に不動産処分の負担を残さない方法として売却以外の方法でもあります。
CONTENTSでは不動産、金融機関それぞれの立場で夫婦に対する提案は違いました。
金融機関の榎本美波は永瀬を利用して自社利益になるようにリバースモーゲージを推奨しました。
嘘がつけない永瀬が発する本音は不動産会社や営業利益のためではなく、夫婦のメリットを考えての発言をしていました。
「正直不動産」永瀬の嘘がつけない営業が板についてきましたね!
元不動産業者の私がオススメするコンテンツ紹介した記事「正直不動産(ネタバレ)1巻〜15巻」ありますので(ネタバレ注意)で参考にしてください。
「正直不動産に興味がある人」「不動産の購入を考えている人」「不動産営業をしている人」におすすめ。
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