未公開物件を探しに登坂不動産を訪れたフワフワしたお客。
永瀬が接客しお客に「未公開物件はありません。」と答える。
しかし「未公開物件はある。」とも答える。
お客の言う「未公開物件」とは、不動産会社があなただけの為にお得な情報に見せかけ「特別感」演出し、気分が良くなったところに付け入る策略。
永瀬の言う未公開物件は売主の希望により公開しないで特定の人に紹介する物件で登坂不動産に訪れたお客が期待する掘り出し物ではない。
永瀬は勘違いしているお客に勧めなかった。
「未公開物件」はどのような物件か?なぜ未公開にしないとならないのか?
売主は月下が担当しそこには意外な理由があった。
「正直不動産 (ネタバレ) 10巻!未公開物件・私が思う成功」紹介します。
未公開物件とは
売主は買い手が見つからないと売却が出来ない。
その為には売却している物件の存在を、興味ある買い手に認知してもらう為に広告活動、販売活動する。
良い物件でも買い手が購入できる物件に気づいてもらえないと売れない。
未公開物件は販売情報を公開せず、特定の人に勧めながら買い手を見つけなければならない。
特定の人しか情報公開しない為、買い手を見つける迄時間がかかることが大きなデメリットになる。
しかし、「近所に知られたくない」等の理由で、未公開物件として販売活動を売主が希望する場合がある。
販売価格は未公開物件という事でも特別やすくする必要もなく、逆にプレミアをつけて高く値段設定する事もあるので未公開物件は掘り出し物ではない。
未公開物件の売主は?なぜ未公開?
未公開物件の担当「月下」は定期販売報告で売主宅へ訪問。
売主は男性で離婚のため一人暮らし。
財産分与のため売却。
月下は売主に「今月も買い手が見つからなかった」と報告。
月下が報告の最中に突然の来客。
来客は驚くことにミネルヴァ不動産「花澤」だつた。
そして売主が元夫。
花澤は離婚してからミネルヴァ不動産に就職したため今なら買い手を見つける力になれると伝える。
早く売却できた方がいいから公開を勧める花澤。
「来年息子と同じ小学校に通う子が同じマンション内に多く住んでいる」「変な噂が流れたら息子が可哀想」と売主の想いを花澤に伝えた。
再び未公開物件として月下と花澤の戦いが始まった。
何度つまずいても立ち上がる「私が思う成功」
ミネルヴァ不動産「花澤」は鵤社長へ買取再販を提案し、「かなり買い叩くことになる事を元夫に説得できれば一任する」と承認をもらう。
半年前、花澤は鵤社長と半年前にレストランのオープニングパーティー出会った。
鵤社長のレストランが入るビルを花澤が現場を仕切り担当していた。
仕事で成功する為、同期に負けないように努力を続けているが認めて貰えない。
次のタワマンも現場任せて貰えない。
「世の中理不尽であふれている」と泣いている花澤に鵤社長は花澤に叱咤激励。
「ずっと何かのせいにしておけばいい、成功を阻んでいるのは君自身だ」
その後花澤は建設会社を辞めてミネルヴァ不動産へ面接に行った。
花澤は言い訳を並べて何もしない事、何度つまずいても立ち上がる。
「私が思う成功に向かつて歩き続ける」
うまくいかないことをすべて夫のせいにしてしまう過去を切り替えて花澤は新しい人生を歩いている。
まとめ
「正直不動産 (ネタバレ) 10巻!未公開物件・私が思う成功」紹介しました。
永瀬が接客したフワフワしたお客が求めているお買い得な未公開物件は存在せず、お客をその気にさせるための策略です。
未公開にするには売主の事情背景があります。
売主は離婚が売却の理由で、子供がいる。
来年息子と同じ小学校に通う子が同じマンション内に多く住んでいる」「変な噂が流れたら息子が可哀想。」が事情背景でした。
また、今回のCONTENTSは売主元嫁の「花澤」が主人公。
売主が売却整理する背景と未公開にする理由にミネルヴァ不動産「花澤」が絡んでいました。
いつもクールで男性陣を手玉にとり営業成績を挙げている背景が描かれています。
鵤社長の叱咤激励が思いのほか心に刺さる言葉、花澤の人生に大きく影響を与えた言葉です。
悪どい人ですが極めている人の言葉です。
月下には花澤は強力なライバル。
月下のカスタマーファーストで信用を積みかさねた時が本当の勝負。
その時が楽しみ。
元不動産業者の私がオススメするコンテンツ紹介した記事「正直不動産(ネタバレ)1巻〜15巻」ありますので(ネタバレ注意)で参考にしてください。
「正直不動産に興味がある人」「不動産の購入を考えている人」「不動産営業をしている人」におすすめ。
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