正直不動産 (ネタバレ) 11巻!「持ち回り契約」です。
「今契約しなければ確実に別のお客に買われる」過去、永瀬が嘘をついて物件を売ってきた。
嘘八百並べて営業してきた永瀬は今では同僚に正直営業を推奨している。
「過去を悔やんでも変えられない」「変えられるのは未来と自分自身」「過去と他人は変えられない」永瀬は迷いながらも営業していた。
そんな永瀬は「ブランマンション吉祥寺」の内見でオーナーと待機中、約束時間に来ない内見希望者へ確認した「本人はゴルフでドタキャン」。
内見希望者は夏目クリニック院長、ワガママで人任せが多く何回も内見ドタキャン。
内見も契約にも時間を割きたくないから本人抜きでパッパと済ませて欲しいと言われる。
永瀬は方法として「持ち回り契約」の話をしたが、トラブルがあるから推奨しない。
人任せにしない、自分で確認して進めるべきだと院長に言い聞かす。
夏目クリニック院長と一緒にゴルフしていたミネルヴァ不動産・西岡が忙しい先生の負担を最小限に「うちは持ち回り契約を推奨する」と近づいてきた。
夏目クリニック院長はどのように動くか、ミネルヴァ不動産・西岡と永瀬の争いが始まった。
「正直不動産 (ネタバレ) 11巻!「持ち回り契約」大事なのは今だ」紹介します。
持ち回り契約とは
不動産売買契約で売主・買主のどちらかが立ち会いできない場合、仲介業者の不動産会社が双方より契約書に記名押印をもらう契約方法。
不動産売買の契約締結は重要なのでできる限り立ち会うことが基本です。
<持ち回り契約のメリット>
- 忙しくても売買契約を締結するスケジュール調整がしやすい
- 交通費や移動時間など、コストや時間をかけずに済む
<持ち回り契約トラブルで気をつける事>
- 契約内容や申し送り事項の確認がその場で出来ず、契約内容の認識のズレが生じる
- 契約手付金を売主に直接渡せないのでタイムラグがある。
- 契約内容に確認したいことがあるときは仲介業者が中間に入るので売買契約締結までに時間が余計にかかることがある。
- 売主・買主直接顔を合わせないので詐欺に合う可能性がある。
夏目クリニック院長どのように動くか?永瀬どう動いたか?
永瀬はドタキャンされた「ブランマンション吉祥寺」内見リスケで夏目クリニック院長に連絡。
しかし夏目クリニック院長はすでにミネルヴァ不動産店・西岡からお宝物件「ノワールジョン吉祥寺2階」を紹介され3日後に契約予定。
永瀬も希望通り物件であることはわかっていて、敢えて紹介しなかった。
目の前のアパート住人が突然深夜に大声でラップを歌いながら掃除を始める騒音おばさんが住んでいる。
ミネルヴァ不動産・西岡は敢えて騒音おばさんのことは話さず話を進め、夏目クリニック院長は騙されるところだった。
永瀬は、夏目クリニック院長に現地を自分の目で確かめる必要性を訴え3日後の契約キャンセルを促した。
翌日にどのように断るか話すために夏目クリニック院長訪問を約束。
変わるなら今しかない!
翌日永瀬はどのように断るか話をするため、夏目クリニックを訪問。
院長は「問題は解決した」ミネルヴァ不動産・西岡が「どうにかする」と約束。
そして売買契約を持ち回りで契約、署名捺印、手付金500万円を振り込んでしまう。
ミネルヴァ不動産・西岡は院長が心変わりする前に「持ち回り契約」で急遽契約を前倒し。
「騒音おばさんの問題が解決したから契約した!」という院長に永瀬は「話合ったけどダメでした」と言われればそれまでと話す。
打つ手無しですでに詰んでいる。
永瀬はミネルヴァ不動産・西岡と会い騒音おばさんについて話す。
「客から白い目線で見られる営業をこれからも続けるつもりか?」
「このまま悪どい営業を続けるつもりなのか?」
「変わるなら今しかないんじゃないか!」
昔はエグいことしていた「ライヤー永瀬」が今は変わり、正直営業で戦っている。
その永瀬の言葉に西岡は揺れていた。
大事なのは今だ
ミネルヴァ不動産・西岡も仲間と共に悪を倒し困った時とをヒーローになりたい。
しかし「頑張ればなんだって出来る!」「他人を蹴落としてでも上に行け」ずっとそう教え込まれ生きてきた。
それは間違いなのか?永瀬の言葉で西岡は疑問と迷いが生じていた。
「変わるなら今しかないんじゃないか!」
西岡は騒音おばさんと話をした。
嫌われ者の気持ちは嫌われ者が一番よくわかる。
騒音おばさんの気持ちに共感同調し、思う存分ラップが出来る繁華街が近いマンションへ引越しさせること成功。
西岡は夏目クリニック院長の売買契約に加え、騒音おばさんの引越し先の賃貸借契約まで獲得し永瀬に勝った。
永瀬は自分の成績にはならなかったが、西岡が院長の為動いて無事に売買契約を成功させた。
永瀬は西岡に負けを認めたが正直営業を続けてきたから新規客を紹介してもらえる。
「過去は変えられない」「どんな未来が待っているかわからない」「大事なのは今だ!」
まとめ
「正直不動産 (ネタバレ) 11巻!「持ち回り契約」大事なのは今だ」紹介しました。
持ち回り契約は「契約内容の認識のズレ」があったり、売主・買主直接顔を合わせないので詐欺に合う可能性があります。
間に入る仲介業者が信頼できないとトラブルに巻き込まれます。
ミネルヴァ不動産・西岡は永瀬から横取りしたものの、最後にはトラブル回避するために騒音おばさんを引き越しさせました。
永瀬のような正直営業に憧れる気持ちを西岡は持っていて永瀬の言葉で目覚めた。
永瀬も「過去を変えられない」ことを認め、「この先未来に何が待っているかわからない」
正直営業を信じて「大事なのは今だ!」とても良い言葉です。
元不動産業者の私がオススメするコンテンツ紹介した記事「正直不動産(ネタバレ)1巻〜15巻」ありますので(ネタバレ注意)で参考にしてください。
「正直不動産に興味がある人」「不動産の購入を考えている人」「不動産営業をしている人」におすすめ。
コメント